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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第9巻より

2017年(平成29年)3月11日 ベストグループ京滋奈見聞会 ②

それでも、女性は満足しないのです。女性が最後に求めるのは、夫から愛されているかどうかなのです。

その愛とは、口では表現できないのです。態度でも表現できないのです。「この方のために」という「ため」というのは、目に見えない力なのです。この目に見えない愛をみんな求めているのです。

愛は目に見えません。愛の表面が思いやりや優しさ、慈悲の心なのです。それらのもっと奥にあり、一切言葉でも表現できないのが「愛」なのです。愛は命の中にあるのです。命の存在を知らない方は愛が分からないのです。

命の存在を否定する方は、苦しきことのみ多かりきです。命を否定する方の顔はいつも暗いのです。この世のことで一喜一憂しているのです。

反対に、命の存在を否定しない方は、何が起こっても揺らがないのです。命はとても素晴らしい存在ですから、何が起こっても揺らがないのです。悲しみも、苦しみも、悩みもないのです。

私は三十八歳まで、命の存在を認めていました。二十七歳から独立させて頂いて会社も五つ作らせて頂きましたが、全部成功させて下さいました。なぜ成功したか分かりませんでした。

妻に「これは私の力ではない。私のような者に、どうして何千名もの方が支えて下さるのか。これは見えない方の力だ」と言いました。見えない存在を信じていたから成功させて下さったのです。

しかし成功していくと、私は成功の魅力に取り憑(つ)かれていきました。三十五歳に二つ目の会社を作らせて頂き、五年目に一千億円の売上にチャレンジした時に、私の人格が破綻しました。その時に、見えない存在を忘れてしまいました。

見えるものの魅力に取り憑かれたら、見えない存在を忘れるのです。命の存在も忘れてしまいました。見えるもの、形あるものの魅力に取り憑かれると、損得が強くなり、善悪や正邪が分からなくなるのです。

見えないものを尊ぶ方は、人を尊ぶのです。見えるものしか求めない方は、見えるものの現象で一喜一憂するのです

日本人は、目に見えない命の存在を認める方と、認めない方がいます。命の存在を認める方は、愛を少し感じます。人を思いやり、重んじて、大事にするからです。

また、命の存在を認める方は社会性があって人を尊びますので、仕事をしても、人が成功させて下さいます。

反対に、命の存在を否定する方は、愛が分かりません。愛が分からない方は人の気持ちが分かりませんから、人間関係が下手なのです。そのような方の家庭は、いつも殺伐としているのです。

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