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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第11巻より

2018年(平成30年)12月1日 ベストグループ北陸見聞会 ②

白い心(浄性)の人は、パッと見た時に「心の浄いな人だなぁ」、「優しい人だなぁ」と思われる方で、社会や人のために損得なしで働いている方です。白い心の人はお金では動きません。

赤(激(げき)性(せい))と黒(鈍性(どんせい))の心の人は、お金のために動くのです。しかし白い心(浄性)の人は、「社会や人のお役に立ちたい」という心で動く方です。白い心の方は損得が少ないので人がついて来るのです。

黒い心(鈍性)の人は「自分は素晴らしい」と思っているのです。私は七十四年間で三年だけ失敗を経験して、会社のお金を全部無くしました。当時は五千四百名の方々が働いて下さいましたが、あっという間に二百名まで減ってしまいました。

黒い心の時は人が離れていくのです。しかし本人は、人が離れていることさえも気づかないのです。お金や何もかもを無くしても気づかないのです。そして「自分はまだできる」と思っているのです。

赤い心(激性)の人は、まだ善悪や損得の判断ができるのです。しかし黒い心の方は、善悪も損得の判断もできないのです。だから、黒い心の人は落ちるところまで落ちていくのです。

私は会社が潰れかけた四十一歳から四十三歳までの三年間、黒い心(鈍性)を経験しました。その時に、人財という大切な宝を無くしました。そして会社に多額の借金を残しました。

多額の借金を返済するには、もはやプラス思考では返済できないのです。プラス思考になっても、顕在能力は百のうち五未満しか出していないからです。

私は眠っている九十五パーセント以上の潜在能力で、あっという間に会社の借金を返済させて下さったのです。ご利益の中から従業員さんたちの給料や色々な経費を引いて、その残りが返済資金ですから、借金を返済することは、普通は大変なことです。

四十四歳からたった五年で完全に返済させて下さったのです。それは見えない力で返済させて下さったのです。その時に気づいたことは、「人間には何の力もない」ということでした。

事業で大成功させて下さったのは、見えない存在を本当に信じたからです。その見えない存在を信じる心を、白い心(浄性)と言います。

「人生とは心次第」と聞いたことがありますか。人生の先輩方は聞いたことがあると思います。しかし今、そういう教えをする親は少なくなったのです。「お金が大事」と子供に教える親が多いようですが、お金が大事と言うならば、お金持ちになったら良いではないですか。

確かに、お金はないよりもあったほうが良いと思います。私もお金持ちにならせて下さったのです。しかし私の場合、お金持ちになろうと思わなくても、見えない力でお金持ちにならせて下さったのです。

私は見えない存在をとても認めています。何をやっても中途半端ではないのです。徹底的に自己追求して、「もっと見えない存在を信じるにはどうすれば良いだろうか。もっとお役に立たせて頂くにはどうしたら良いだろうか」と、そういうことしか考えていないのです。

「どうしたらもっと社会や人のお役に立てるような人を育てられるか」と、そのことばかりをやっていったら、いつの間にか、見えない御(お)力(ちから)と皆さんのお陰で繁栄させて下さったのです。

一人の力では限度があります。たとえば営業をしていて、一人の力でどれだけの契約を頂けるのでしょうか。支えて下さる方がどの程度いるのですか。お客様が支えて下されば、もっと契約を頂けるではないですか。

では、お客様がお客様をどんどんご紹介して下さるような人間になったらどうですか。「仕事を通して社会の役に立ちたい。社会に貢献したい」という方は、どの程度いるのでしょうか。我々はそう思って大きくなったものです。「一度しかない人生を、少しは社会や会社の役に立てたい」と思ったのが、私たちの青年時代です。

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